FX ヘッジトレード講座



FXヘッジトレード法

9. トルコリラについて

トルコリラという通貨はあまり馴染みの無い通貨だと思いますので、このトルコリラ自体についてご説明致します。

現在FX会社で取り扱いの出来るトルコリラは、正確には新トルコリラと言います。

何故新トルコリラと言うかというと、それはトルコは過去30年以上インフレが続き、1975年から2004年までの30年間では、通貨価値が10万分の1にまで下がるハイパーインフレ状態に陥り、既に通貨として機能しなくなってしまった為、2005年から、今までの100万トルコリラを1新トルコリラとして取り決め(デノミ)が行われたからです。

なので、今回ユーロとトルコリラの検証に2007年1月1日からのデータを使用しましたが、期間を過去に移してみると、2005年以前のデータがぱったりとありません。

下図9-1は、2004年9月1日~2006年12月31日までのチャートですが、ちょうど2005年1月1日以前は、チャートが途切れています。


(図9-1)

また、その後2006年12月31日までの間、徐々にユーロに近づいていっていますが、相関関係は全くありません。

2006年5月~6月にかけては、トルコリラが単独で暴落したこともありました。

そして、2007年1月1日から、急にユーロと高い相関関係が出てきています。

そういう意味で、不安材料も抱えている訳ですが、IMFの援助で為替は安定を取り戻し、ユーロ加盟を目指して、ヨーロッパ諸国との関係を強めていることが、現在のユーロとの高い相関関係に繋がっていると思われます。

また、最近はトルコリラの通貨そのものの価値の高まり、2007年9月よりエイチエス証券より発売された、「トルコリラ建利付債権」は、S&P、Moody's、フィッチという大手格付け会社が全てAAA(最高格付け)をつけています。

エイチエス証券( http://www.hs-sec.co.jp/bond/foreign/products.htm )

この時点で、日本国債は、つい先日にA1からA2になったばかりの状態でした。

つまり、これら格付け会社は、日本政府発行の国債よりも、欧州復興開発銀行発行のトルコリラ建て債権のほうがリスクが少ないと考えている訳です。

こういった債権などの発行が、2005年のような大暴落はしないという理由にはなりませんが、大いに経済発展が期待され、各国の支援が集まっていることが、通貨価値の維持に繋がっていることは間違いありません。



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